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- 1.そもそもなぜ外壁や屋根に塗装するのですか?
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その目的は主に「防水とお色直し」です。雨の多い日本において、防水は重要な要素です。そして、好みの色にする事で自己主張でき、色によって家の印象は大きく変わります。デザインも大きな要素といえます。
塗装をすることによって、防水とお色直しの両立を図っているのです。
その昔、日本の家は塗装するという事はありませんでした。時代劇などにも塗装屋さんは登場しません。自然の素材のままに家は造られ、傷んだら交換する。そんな文化でした。外国文化が徐々に入り込んできて、住宅も塗装する文化になりました。雨風がしのげる程度の文化が、自己主張する文化に変化したのです。
従って、塗装する目的は、家の寿命を延ばし、自己主張するためのものです。
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- 2.外壁や屋根にコケが付着しているのですが、どうしてですか?
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建物の北側や日当りの悪い外壁や屋根にコケが付着する事があります。新築当初は綺麗だったのに気が付くとコケが付着していた。こんな現象はありませんか。
外壁や屋根は常に風雨にさらされています。新築時の塗装は、日々過酷な環境にさらされ、塗装したその日から劣化は始まっています。
塗装の劣化の目安になるのがコケの付着ともいえます。コケが付着するという事は、防水機能が弱まり、外壁材そのものが雨水を吸込みやすい状態になっている証拠です。
コケが発生したら、塗装の塗替えサインと思ってください。
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- 3.塗装の塗替え時期はどのくらいですか?
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塗装は塗ったその日から劣化が始まっています。一般的には5年から15年位の間で亀裂の発生や、コケの付着が発生します。
また、外壁の繋ぎ目や窓廻りにシリコンコーキング(防水ジョイント材)が施されている場合は、その劣化具合によって判断できます。シリコンコーキングがひび割れたり欠損脱落したりしていた場合は赤信号状態といえます。そのシリコンコーキングの寿命は7年前後と言われています。
上記を総合して判断すれば、新築から10年~15年ピッチで塗装を塗り替えるのが理想と言われています。
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- 4.外壁や屋根の塗装費用はどのくらいですか?
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① 足場工事
② 補修工事(亀裂の防水処理やシリコンコーキングの打ち替えなど)
③ 塗装工事(外壁、屋根、樋、バルコニー手摺など)
④ 諸経費(交通費、現場発生材処理費、駐車費、他)
以上が主な内訳です。
では、塗替え費用はどのくらいなのでしょうか。
建物の形状(外壁の形状、屋根の形状など)によって、一概には言えませんが・・・【木造2階建て住宅で外壁の総面積が200㎡で屋根総面積が150㎡の住宅の場合の参考例】
① 足場工事代金 ¥250,000-(あくまで目安です) ② 補修工事代金 ¥100,000-(あくまで目安です) ③ 塗装工事代金 ¥1,200,000-(あくまで目安です) ④ 諸経費 ¥50,000-(あくまで目安です) 合 計 ¥1,600,000-(消費税別)
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- 5.外壁や屋根の塗装をしないとどうなりますか?
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上記の通り、いずれは屋根や外壁から雨水が侵入(雨漏り)し、家の骨組みである構造躯体そのものを破壊に導いてしまいます。
木造なら腐り、家シロアリを呼び寄せる、鉄骨造ならサビ、コンクリート造なら内部鉄筋のサビ、サビの膨張によりコンクリートの破壊、などなど、建物にとって「水」は最大の敵です。
そんな状態で強い地震が襲ってきたら・・・ひとたまりもありませんね。外壁の塗装、屋根の塗装は、建物の強度に直結しています。そして、そこに生活する家族の命に直結しているといっても過言ではないでしょう。
決して安い費用ではありませんが、10年~15年ピッチで家のメンテナンス(外壁、屋根の塗装)を前向きに考えましょう。
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